ICOって何?
最近注目されている、ICO。
通常、起業家や企業などが新サービスをスタートしたい場合、株式を発行してVC(ベンチャーキャピタル)などから資金調達をします。その際、投資をしてくれるVC、投資家にプレゼンしながら挨拶回りをしたりするんです。
ところが、そんな面倒がないのがICOという資金調達の仕組みなのだ。
日本でも既に市民権を得たようなクラウドファウンディングと何が違うの?
クラウドファウンディングは、インターネット経由などで出資者を募って、個人や組織に間接的に投資などをするようなこと、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた言葉で、SNSなどを通じて拡がっていますね。
海外のベンチャーのスタートアップなどとはちょっと違って、
個人やアーティスト、町おこし的なそういう規模のものを多く見かけます。
そんな中、次の資金調達の手段としてのブームがICO(Initial Coin Offering)なんです。
何それ?という感じなので調べてみました。
起業家、開発者、企業が新サービスをスタートする時に資金調達のために「トークン」というものを発行、
それを世界中のフツーの投資家に購入してもらうことで資金を集めます。
※「トークン」は、彼らがこれから提供しようとしているサービスで使える独自通貨(権利証)みたいなもの。
その時にビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨で決済してもらうんです。
資金調達側は、受け取った仮想通貨を取引所で売却して通貨に交換し資金に充当します。
また販売後のトークンに価値があるとわかると、そのトークンは取引所に上場され売買が可能になる!
サービスが成功しトークンが値上がりすることを見込んで投資家が群がってくるという
とんでもないお祭り騒ぎが今シリコンバレーでは起こっているようだ!
つまりは、国とか日本円とか証券取引所とか何もかも越境しまくって、モヤっとしたボーダレスの世界で
既存のシステムから抜け出していく、そういった新しいうねりが起こっているのですね。
うまいこと夢をプレゼンテーションしたら世界中が同じ夢を見てくれたらお金が集まる!
(ああ、夢をみさせてくれたあのバンド、あのミュージシャン…。ちょっと似ているかも、違うか。)
とても民主的なシステムだな、と思う一方、規制などがないため一種のヤルヤル詐欺みたいのもどんどん出てきそう。
だが、それも黎明期ならではの出来事。
これからの発展にますます目が離せません!
ICOのメリットは
・低コストで資金調達ができ、仮想通貨が流通し(流動化した)たこと!
・越境した資金調達が可能でしかもコストが大幅に減ったこと!
・どこの誰でもちょっとのお金から直接投資が可能になったこと!
日本でももうすぐブームが捲き起こるかも?!
今のうちに仮想通貨の準備でもしとくか、せめて。