【京都のスナップ撮り】かなおかだいこん家の「黒ちゃん&わっさん」

 

 

 

アーティストと暮らす犬や猫。うさぎやハムスター。もしくは亀とか爬虫類など。

 

自分の中にある何かを形にしたりする人って何かと人間以外の生き物と暮らしてる人が多いイメージがあります。

歌詞にも犬や猫が出てきて、調べてみたら犬や猫と一緒に暮らしていたりとか。

そこからもらうインスピレーションとか、あると思うんです。

 

そんな方々の「毛むくじゃら家族」を紹介してもらおうという不定期連載です。

 

第一回目は「京都のスナップ撮り・かなおかだいこんさん」と猫のお世話をお手伝いされてるパートナーのmicaさんにお話を伺いました。

 


 

 

 

 

-名前と年齢、性別を教えてください。

 

かなおかだいこん 僕の?

 

-いや、猫の(笑)

 

かなおかだいこん(以下かなおか) ゼリー・ジュリアス・黒吉、通称黒ちゃん8ヶ月の男の子。チョコクロワッサン、通称わっさん。近所のわっさん。4ヶ月半の男の子です。
黒ちゃんの本名の頭の部分、「ゼリー・ジュリアス」はゼリーはタイマーズの忌野清志郎さんから、ジュリアスは沢田研二さんのジュリーから頂きました。

 

-それぞれのなれそめ、性格を教えてください。

 

かなおか 黒ちゃんは友達の友達が保護して。冷泉家という由緒正しきおうち(辺り)から来ました。

黒ちゃんは基本自分にも慣れてないけど時間がくれば「メシくれよう!」とか「トイレしたいんだよお!」みたいな要求はしてくるよ。でも基本的に懐いてこないけれどもわっさんの面倒はちゃんと見てくれるし噛まれてもやり返さずじっと耐えてる、相手してくれるいいお兄ちゃんだよ。

 

ミカさん わっさんがすごく誰にでも懐く犬のような性格で黒ちゃんとは正反対で。黒ちゃんもすごくかわいがってるんだけどSNSに載せるのはわっさんばっかりになってしまって譲ってもらった保護主さんが「黒ちゃんがかわいがられていない」って思ってるんじゃないかと不安で。でも本当に懐いてくれていないだけでわたしが一人の時とかはけっこう出てきて近くまで来てくれるんですよ。撮ろうとすると逃げますけど(笑)

 

 

小さい頃の黒ちゃん

 

かなおか わっさんは昔からずっと野良猫が多いところがあって。そこを通りがかった時にウロウロしていた。そこには何匹も産んでる母猫がいるんだけどその子は気が強くて触らせないどころかいつも「グワー!」みたいな感じで唸ってくる。
一応その猫達の面倒を見ている人たちがいて地域猫ではあるんだけど古い習慣のところで捕まえて去勢避妊するという概念がない。なのでわっさんだけにゃーんと近づいてきてウロチョロしていて危なかったのでうちに連れて帰りました。来た時は野良丸出しで目ヤニバリバリで汚かったけれどもすぐ病院に連れて行って予防接種も済ませました。

黒ちゃんも8ヶ月、わっさんも4ヶ月なのでもうすぐ去勢手術です。

 

 

-わが家の猫事件簿!みたいなハプニングってありますか?

 

かなおか わっさんを連れて帰ってきた時、黒ちゃんが引込み思案なので合わせたらどうなるかな…と不安に思いながら連れて帰ってきたけど黒ちゃんはわっさんを見た途端部屋の真ん中にちょこんと座り、そこにわっさんが突進していきなり黒ちゃんの胸元にドーン!と。こっちはヒヤヒヤしたけれどもそこから取っ組み合いが始まっていきなり仲良しに。
なんの血縁関係もないのに見た目は兄弟そのもので会った瞬間から意気投合していました(笑)

 

 

わっさんは人懐っこくて犬のような性格

 

-ネコにインスピレーションを受けて作品に反映されたり繋がっていったものってありますか?

かなおか ある!大いにある!
元々、人間じゃなくて猫ばっかり撮ってた。仕事が土日も出勤しろ!て言われててそれが嫌で「いや、僕友達と約束がありますんで」って断ってた。
その友達というのが町を彷徨いて出会ったネコ達。その子達の様子を見に、毎週ウロウロして、具合の悪そうな子は病院に連れて行き、亡くなった子は葬式をあげ。そういったことの記録「思い出残し」として撮り貯めてた。
決して「お作品」撮ってやろうという気持ちではなくいっぱい撮ってて。そうしたら猫を通して猫を世話してるじいさんとか知り合いが増えて。そしてその人達と猫を撮っていって。

それで猫の知り合いが増えた中に「猫オヤジ」って呼んでる猫物とか作ったり売ってる人がいて。
猫オヤジの家にも猫が10人くらいいて仲良くなって家に上がり込むようになって。猫オヤジが「近くに喫茶店があるから行こう」と誘われて行ったのがcafe1001でした。
そこで猫オヤジが「この人猫の写真いっぱい撮ってはるねんー」と店主に紹介され、どんなのか見せてもらえますか?と言われたので見せたら「よかったらうちで展示とかやりませんか?」と声をかけてもらった。一番初めに写真を展示したのはそこからなんです。

 

 

町の顔なじみの猫たちを撮り歩いて展示をしていた

 

その後、雑誌にも猫関連で何誌か取り上げられてSNSで「猫写真家」みたいになってしまって「いや違う、おれはそうじゃない」って思って持っていたX10というデジタルカメラで何気なく御幸町(京都の中心街)を行き交う人をバシャバシャと撮ってみた。そしたらなんか良くって「これじゃない?」という感じがしてきて。そこからスナップをたくさん撮るようになった。

 

-スナップに目覚めた?

かなおか そう、スナップに目覚めた!で、スナップに目覚めたら「あなたは何が撮りたいの?」て思いが出て来て。道歩いててピコピコとデジカメやiPhoneのシャッター押すだけなら誰でも出来る。じゃあ自分の生活に密着したもの、自分だけのものって何だろうと。
今の生活だったら仕事、工事現場なんだけど外国人、フィリピンとかタイ、ベトナムの人が出稼ぎに来てる。出稼ぎの彼らは一回来たら三年間帰れない。彼らには国に彼女や嫁や親がいる。戦争で親を亡くした人たちもいる。その人達が真面目に、国で待ってる家族のために必死で働いてる。そういう人達がこっちにいる生活を撮るのは、撮れるのは自分だと思って撮っている。

猫がなければここまで広がっていたかなぁ、とは考えるし自分の今のスナップを撮っている大きなきっかけになったと思っている。

 

-黒猫グッズがたくさんありますが

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かなおか インテリアはほぼ自分が解体現場で拾ってきた家具。後は道端に「ご自由にお持ち帰り下さい」って出てたやつ。

一番のお気に入りは黒猫の時計。動かすと目が左右にカチカチ動いてかわいいけどうるさいので止めてある(笑)

 

唯一最近買ったダイニングセットは猫たちも上ったりして喜んでるそう

 

 

お気に入りの黒猫物を集めたコーナー

 

-黒ちゃんやわっさんが来てから黒猫物を集め出したり?

 

かなおか 元々これいいなって買ったものが猫物、黒猫物だったりして。

ミカさん わたし、元々うさぎを飼っていて猫は飼ってなかったけど黒猫が好きで。それで黒ちゃんとわっさんが来てからちょこちょこ気に入ったものを買ったりしています。自分でも粘土や陶土で作るんだけど黒って色の濃度がむずかしいんですよね。
気に入ったものをアンティークショップやネットオークションで探したりします。高いものばかりでなく、偽物かな?みたいなのでも気に入れば安く買って自分で手を加えたりします。

 

 

猫グッズに混じるわっさん

 

取材も終わろうかという頃に黒ちゃんも顔を出してくれました

 

 


カメラや黒猫グッズがたくさんで居心地良く、楽しいお話がたくさん聞けました。

かなおかさんは毎年年末から年始まで寺町三条近くの「ライト商會」で一年の撮りためた作品を展示しておられます。

素敵な空間なので次回展示などあれば是非。

 

 

micaさんの作品。これも黒猫でした!

 

 

かなおかだいこん お気に入りの1枚

 

 


 

かなおかだいこんさん Twitter facebook Instagram

 


 

 

 

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キョウ
About キョウ 207 Articles
めぐれるの写真&動画を撮っている人。 京都生まれ京都育ち。 猫とお酒と餃子とスパイスカレーと変な植物が好き。「マメだねぇ」とよく言われるが極度の邪魔くさがり。子供の頃の夢は「マイアミで探偵事務所を開くこと」。