【前編】「高木まひことシェキナベイベーズ」5年ぶりのニューアルバム「S」発売記念、高木まひこインタビュー

高木まひことシェキナベイベーズインタビュー
 

2006年に大阪は十三にて結成された、4人組ロックバンド「高木まひことシェキナベイベーズ」。

ルーツロックを基調にしながらも、かっこよさの中に、遊びごころと茶目っ気と人懐っこさをたっぷり混ぜ込んだ音楽で、聴く人を幸せにしてきました。

バンド結成からずっと、精力的なライブ活動を継続してきた彼ら。

2016年に結成10周年を迎え開催した梅田クラブクアトロでのワンマンライブは大成功。

2017年には、なんばハッチにも出演し、活動は順風満帆(ドラムのハヤトさんの骨折などもありましたが)かと思われがちですが、実はオリジナルが5年間リリースされていなかったのです。

2018年1月24日についに、たっぷり13曲、バラエティ豊かなアルバム「S」がリリースされました。

ファン待望とはまさしくこのこと!

めぐれるでは、ニューアルバム「S」のことを中心に、本日から三夜連続で高木まひこインタビューを掲載します。

第一夜目は、ニューアルバムの概要を、二夜目と、三夜目はニューアルバムの楽曲について伺っています。

明日の記事にはおまけとして、めぐれるが編集したライブ動画の公開もございますので、お楽しみに。

(写真撮影:牧野裕也/STUDIO DAY-PASS)

 

ニューアルバム「S」からの先行MV「始発列車」は男泣きのバラード


待たせた分、濃い内容にできたと思う

 

—満を持してのアルバムですね。

 

高木まひこ:5年ぶりの4枚目のアルバムです。

待たせた分、自信作です。

 

—本当に待ちました。セカンドアルバムにボーナストラックを追加して発売した「一歩下がってロックンロール BONUS EDITION」が2015年。オリジナルアルバム「ONE NAP」はリリースが2013年ですもんね。

 

高木まひこ:待たせた分、濃い内容にできたと思う。

ここからはぽんぽん出せたらなと思ってます。

次また5年後とかじゃなくて。笑

 

—タイトルの「S」はシェキナの「S」ですか?

 

高木まひこ:それももちろんあるけど、それ以外でも「スペシャル」とか「ソング」とかいろんな言葉の頭文字のSがいいんじゃないかと。

今回のデザインの中にSをいっぱいちりばめてて、よくみたら、太陽と星と宇宙と海と頭文字Sがつくものをジャケットに入れてます。

 

—今回のアルバム「S」には、ジャケットにメンバーが登場しないんですね。シェキナってアルバムもポスターもフライヤーもスーツのメンバーが4人並んでっていう印象があったので、新鮮です。

 

高木まひこ:なんか僕の中で、イラストにしたかったっていうのがあって。

タイトルは決まってたので。

ミトモと一緒につくったんやけど、Sをどかんと乗せてみてくれへんって言うたら、しっくりきたんです。

今回はメンバーも満場一致でOKで。

普段は結構揉めるんですけど、よっぽどしっくりきたんだなって。

メンバー写真は内側に入れてます。

 

高木まひことシェキナベイベーズインタビュー

 

考えてできた曲だからこそ、愛せるし、救われる

 

—ライブ活動をずっとバリバリでやってきたのに、アルバムが出るのに随分かかりましたね。何か理由はあるんでしょうか?

 

高木まひこ:何かのせいにするっていうのじゃないんだけど、東日本大震災があったでしょ?

 

—はい。

 

高木まひこ:あれでまっさらな自分になって、また何を表現したいのか、できるのかって考えたときに、1年2年では何も浮かばなかったっていうのもあります。

ショックすぎて言葉が何も浮かばなくなってしまったっていうのが、リアルな気持ち。

きっと、あの震災は、みんな苦しかったと思うし、僕も苦しかった。

これ以上何も生まれないんだったら、やめるしかないなていうところまで考えてました。

そこで、みんなと共作して、山川のりを(ギターパンダ)さんとかメンバーとか、いろんな人に協力してもらって、絞りに絞り出して。

それでも納得いかない曲は世に出さなかったりして。

「チャックベリーと対バンしたい」が2013年にできたんだけど、それからまた2年くらいできなかった。

 

3人ギターパンダ(ギターパンダ山川のりをさんと、シェキナのリズム隊ミトモさん、ツルタハヤトさん)

 

—そうだったんですね。その間もずっとシェキナはライブを継続していて、お客さん(つまりは私)を笑顔にしてくれてたんですねえ。

 

高木まひこ:10周年とかの節目にも助けられて、お客さんにも助けられた。

こんなにも笑顔で見てくれる人たちがいてくれるっていうのが力になった。

 

—素敵ですね。

 

高木まひこ:一時は自分には才能はないんじゃないか、歌なんて必要なのかなとかまで行って。

すごい深く悩んだりもしました。

 

—うんうん。

 

高木まひこ:そういう時ってメンバーの雰囲気も低迷する。

新鮮さがなくなってくるし。

なんとか打破したいってずっと思ってて。

そのあと、できたのが始発列車だったかな?

そこから、曲が結構できるようになった。

創作意欲が自然に湧いてきた。

すごい苦しんで作った曲だからこそ、愛せるし、救われました。

 

—このあいだ先行でMVが公開された、ギターの酒井ヒロキさんとの共作のバラードですね。

 

こっちが本気で思い切り楽しめば、楽しさは伝染すると思ってる

 

—まひこくんの唄を聴くと元気が出るっていうか、ブルーハーツの「人にやさしく」っていう曲みたいな印象があって。マイクの向こう側から聞いている人を応援してくれているような気持ちになります。

 

高木まひこ:大げさすぎると受け取り側もしんどくなると思うんですけど、いつも聞いてくれる人のことは一番に思ってます。

こっちが本気で思い切り楽しめば、楽しさは伝染するとも思ってます。

なので、自分が楽しむことにも手を抜いてません。

ひとりよがりに楽しむんじゃなくて、一緒に楽しもうっていう感じをだせたらなって。

 

—ビシバシ伝わってます。多分お客さんみんなに伝わってると思います。

 

高木まひこ:楽しませるってなんかおこがましいですね。

こっちもすこぶる楽しいんですけど、一緒に楽しんでくれるかな?って。

 

—腰が低いですね。笑

 

高木まひこ:やってて、僕もみんなを勇気付けたいし、みんなからも勇気をもらうので、こっちが与えてるみたいな感覚じゃなくて。

気持ちはいつも対等です。

 

—はい。

 

高木まひこ:チケット代を払って見に来てくれてるから、お客様といえばお客様で、もちろん感謝はあるんですけど、ライブがはじまったら、ステージの上は最も自由な空間やし、楽しみたい。

化学反応ていうか、日々毎日違うものを一緒に楽しんでいけたらなと思っています。

言葉を発して、みんなが元気になってきたら、その熱気でこっちも元気になって、それをぶつけたら、さらにみんなも元気になって、っていうのを繰り返して、ライブ終わったらみんな汗だくっていうのが最高ですよね。

モッシュしなくても、ダイブしなくても、心が熱くなったなって。

ほかほかしたらいいなって思います。

 

—最高ですね。

 

高木まひこ:音楽活動を10年以上続けているっていうことは、やっぱり楽しいから。

4人とも気持ちだけで、何かと戦いながら、でも楽しんで。

事務所とかレーベルとかもなく今日までやれてるのは、4人の音楽への愛だと思います。

バンドって楽しいなっていうのが絶対的に根底にあるので。

 

高木まひことシェキナベイベーズインタビュー

 

野望はもちろん、大阪城ホールでライブをやること

 

—シェキナの野望ってありますか?

 

高木まひこ:野望はもちろん、大阪城ホールでライブをやること。

50歳かもしれないし、何歳になるかわからないけど。

 

—大阪城でのライブ、絶対最高ですね。実現してほしいです。

 

高木まひこ:やりたいって口に出してたら、実現するなっていうのは感じてて。

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なんばハッチを目標にしてたところはあるんだけど、去年3回も歌わせてもらって。

出たい気持ちと、出たいって言ってたら出れるんだなぁ。

 

—2016年梅田クアトロ、2017年なんばハッチと、とてもいい流れですね。

 

高木まひこ:みんなのおかげなんですけどね。

立たせてもらえたなって思います。

大阪城ホールでやりたいって言い続けていきたい。

もちろん武道館もやってみたいですけど、やっぱりまずは大阪城ホールでやりたい。

その前に、なんばハッチでワンマンもしたいです。

 

2016年の梅田クアトロワンマンライブ。ゲストでウルフルケイスケさんも参加。

 

—野望を叶えるべく、今の目標はなんでしょうか?

 

高木まひこ:アルバムを定期的に出したいと思っています。

ツアーファイナル終わると燃え尽き症候群になるのは目に見えてる。

 

—笑

 

高木まひこ:それは止められないので、なるんですけど。笑

ツアーファフィナルが終わったら、制作に入りたいです。

来年、再来年にはアルバムを出したいっていうのはあります。

勢いを落とさず進みたい。

 

—「S」も楽しみですが、その次のアルバムも楽しみにしておきますね。

 

高木まひことシェキナベイベーズインタビュー

 

10年もやれたんだっていうのは、自信になった

 

高木まひこ:5年間、苦しい時もあったし、その中4人で10周年を迎えられて。

4人とも気持ちも、楽になった部分もあって。

10年もやれたんだっていうのは、自信になった。

 

—4人で10年間、乗り越えてきたんですもんね。

 

高木まひこ:今はとにかく曲を書きたいです。

今までの5年間をインプットの年だとしたら、本当にたくさんインプットできたと思うので、

ここからはアウトプットしまくろうかな。


 

中編はこちらから

 


高木まひことシェキナベイベーズホームページ


高木まひことシェキナベイベーズニューアルバム「S」特設サイト


高木まひことシェキナベイベーズTwitter


プロフィール

浪花が生んだ「ヨドガワサウンド」
大阪・十三を拠点に全国で活動する4人組バンド。2006年結成。高木まひこ(Vo)、酒井ヒロキ(Gt)、ミトモ(Ba)、ツルタハヤト(Dr)。Rock’n’Roll、Rockabilly、Blues、Soul、といったルーツミュージックを愛しつつも、軽快でPOP、斬新でシュール、何より言葉を大事にし、エンターテイメント性の高いライブパフォーマンスとVo高木まひこの唯一無二の独特な声は、聴く人の心をハッピーにする。メンバーチェンジなし、結成からずっと同じ4人でやってきた息の合ったライブは必見。
また、過去にはラジオへのレギュラー出演や、Jリーグチーム「セレッソ大阪」への楽曲提供&アンセム斉唱など、音楽の幅を広げて様々な活動をしている。昨年2016年に結成10周年を迎え、それを記念しての梅田クラブクアトロワンマンライブは大成功。現在までにフルアルバム3枚、オムニバス参加2枚、ライブDVD3枚をリリースし、来年1月には5年ぶり4枚目となる待望のニューアルバム「S」を全国発売。


高木まひこ特選ライブスケジュール

あまりにもライブが多いので、ピックアップしてもらいました。

すべてのライブスケジュールはこちらから確認していただけます。

 

●2018/2/12(月・祝)大阪ハウリンバー【シェキナパーティハウリンバー21thスペシャル2マン※50名限定ライブ】OPEN19:00/START20:00

w/The Blues One Nights

博多から!The Blues One Nightsをお招きしてのスペシャル2マンが決定!!!!見逃し厳禁!ビートに酔いしれる夜を(ライブの予約と詳細はこちらから

 

●2018/2/15(木)タワーレコード難波店 5Fイベントスペース【ミニライブ&サイン会 】20:00スタート 

タワーレコード難波店でインストアライブが決定!タワレコ限定特典シェキナ缶バッジをプレゼント!(ライブの予約と詳細はこちらから

 

●2018/2/18(日)高円寺JIROKICHI【4th NEW ALBUM「S」レコ発スペシャルワンマン!!!!〜シェキナがやって来る、S!S!S!〜】OPEN18:30/START19:30

special guest/伊東ミキオ(ライブの予約と詳細はこちらから

 

●2018/2/23(金)京都磔磔【4th NEW ALBUM「S」レコ発ツアー 2マンライブ】OPEN17:30/START18:30

w/片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ(ライブの予約と詳細はこちらから

 

●2018/2/24(土)岡山MO:GLA【「4th NEW ALBUM「S」レコ発ツアー!!!!」〜シェキナとリクオのシェイクイットハロー2マン〜】OPEN18:00/START18:30

w/リクオ(ライブの予約と詳細はこちらから

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