【第6回】バンヒロシ、かまやつひろしからアルミ箔でくるんだやばいアレをもらう / Bambino「お座敷ロック」発売記念バンヒロシさんド短期連載

 

京都のお座敷ロックンローラーバンヒロシさん率いる、Bambinoのニューアルバム「お座敷ロック」が4月11日に全国流通開始です。

それを記念して、バンヒロシさんにアルバムについてのインタビューを伺ったのですが、その後の雑談に登場した話があまりにも面白かったので、ロック都市伝説好きとしては「めっちゃ面白い!広めたい!」というのもあり、バンちゃんファンとしては「この話聞いたら、バンちゃんのこと知らない人もバンちゃんの音楽聞きたくなるんとちゃうかしら?」というのもありで、アルバムのインタビューを掲載する前に伺ったいろいろなアーティストとのふれあいエピソードを紹介していこうかと思います。

 

 

バンヒロシ、ムッシュかまやつにアルミ箔に包まれたやばいブツをもらう

 

バンヒロシ:かまやつひろしさんと知り合ったのは、10年くらい前。

ははのきまぐれというバンドのイベントが拾得であって。

僕はお客さんで行ったら楽屋へ通された。

なぜかムッシュとずっと2人きりで。

 

めぐれる:初対面ですよね?

 

バンヒロシ:そう、初対面です。

ちょうどその頃にピチカートファイヴの小西くんがやってる524レコードから「バンちゃんとロック」が再発になって、次のリリースがムッシュのアルバムだった。

レーベルでは僕の方が先にリリースしてるからか、「兄さん(あにさん)」って呼んでくるんです。

 

バンちゃんとロック

 

めぐれる:ムッシュおちゃめ!

 

バンヒロシ:やめてくださいて言うたら、その後はバンさんて呼んでくれるようになりました。

 

めぐれる:ちょっともったいない気がします。

ムッシュかまやつに兄さんって呼ばれるのとか気持ち良さそう。

 

バンヒロシ:いやいや、気まずいでしょ。

で、2人で拾得の二階(楽屋)に貼ってある昔の西部講堂のイベントのポスターとかを見ながら、「これは行った」とかそういう話をしてたんだけど、何分かごとに話が止まって無音になる。

 

めぐれる:それは想像するだけでけっこう苦しいですね。

 

 

バンヒロシ:その後Banbinoで活動を始めてから数回一緒にやらせてもらったんだけど、祇園のシルバーウイングスで前座をさせてもらった時に、そこの楽屋が狭いから、ライブハウスの隣のお好み焼き屋さんの奥の座敷を楽屋にしたんです。

俺たちの演奏中はお好み焼き屋さんにいてもらって。

 

めぐれる:かまやつひろしさんって、いろんな人と共演しているので、様々な人から話を聞くんですけど、どの話も柔軟というかフレキシブルというか。

お話ししたことはないんですが、優しくて楽しい人だったんでしょうね。

 

 

バンヒロシ:僕らの出番が終わって、ムッシュのステージが始まるんだけど、すぐには登場しない。

バックバンドがまず20分くらい場を温めておく。

そろそろかなってなったら、お好み焼き屋さんにムッシュかまやつを迎えに行く。

登山くん(私の思い出)、かまやつひろしさん、僕の順番で、ボクシングの亀田トレインみたいにして観客を横切ってステージに行って。

 

めぐれる:めっちゃ面白い絵面じゃないですか。

 

バンヒロシ:それでステージに上がる直前に、ムッシュがアルミホイルに包んだ小さいものをくれて。

 

めぐれる:えー!

 

バンヒロシ:耳元で小さい声で「やばいやつ」って言ってきたもんで、ドキドキして。

 

めぐれる:きゃー!

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バンヒロシ:楽屋でおそるおそるアルミホイルの包みを開けたら、ニンニクのホイル焼きだったっていう。

 

めぐれる:かまやつひろしさんって本当におちゃめだったんですねえ。

 

バンヒロシ:ムッシュと最後に会ったのは、ムッシュが病気で倒れる半年くらいまえで。

多分75歳くらいだったのかな?

 

めぐれる:はい

 

バンヒロシ:「どうやったらそんなに長いことロックンロールできるんですか?」って聞いたら、ゴロワーズの灰をポンポンと落として、5秒くらい待ってから、「群れをつくらないことかな」って言った。

 

めぐれる:かっこいい!

 

バンヒロシ:それが僕にとってはかまやつひろしさんの遺言になった。

群れずに一匹狼で続けることが長くロックする秘訣やっていうことを教えてもらった。

生きてる限りはロックし続けよう、亡くなった人たちの気持ちも肩に乗せてがんばろうかなと。

 

 


バンヒロシTwitter


Bambinoニューアルバム「お座敷ロック」

お座敷ロック バンヒロシ bambino バンビーノ
BAMBIPHONE RECORDS BFRB-14 定価2200円(税抜)

バンヒロシ還暦祝いアルバム・Bambino「お座敷ロック」が4月11日に全国発売と相成りました。

ヒロシ還暦!

スウィートお座敷ロックンローラー、バンヒロシ率いるBambinoの新作アルバムが完成した。

敷居は低く、志は高く!その意思を込めたタイトル曲「お座敷ロック」、バンヒロシが19歳の時に結成したバンド・アップルドールズのデビュー曲「あの娘に投げKISS」と 2003年にセクシー歌謡ユニット・ラブハンター熱い肌に提供した「赤いブルースの女」のセルフカヴァー、バンビフォンレコードの秘蔵っ子・Sayoko-daisyとのコラボ曲「シング・ ア ・ソング」、Bambinoの新境地とも言える「生命のうた」「ジェレミー」と、捨て曲ナシ・名曲揃いのアルバムである。

昭和歌謡のアナログ感と平成ダンスビートのデジタル感をミックスした多幸感溢れるサウンドはますます進化し、次の時代をも予感させる極上のポップス幕の内弁当だ!

 

Bambino バイオグラフィー

2000年
<bambino>結成。
ゲリラ的ライブを行う。
2001年
4曲入アナログ盤『il bambino ed Rock』をlove time recordsよりリリース。各方面より絶大な評価をうける。
2002年2月
『バンちゃんとロック』レディメイド524レコードより復刻。
2002年4月
『SMASH HITSのスチャラカ・デイズ』CD
2002年5月
『il bambino ed Rock』CD『スマッシュ天国』CD『Smash Hitsのスチャラカ・デイズ』CDをlove time recordsよりリリース。
2003年
勢力的に全国ツアーを展開。
2004年1月
『恋がバンバン』7inchリリース。
2004年6月
『happy set』bambinoファーストアルバムCDリリース。
2008年11月
『ロックンロール・スキヤキ・スウィンドル』bambinoセカンドアルバムCDリリース。
2012年3月
『BAMBINO EP』 をリリース。
2015年3月
アルバム『ウィズ ポップ』 をリリース。
2018年4月
アルバム『お座敷ロック』をリリース

 

バンヒロシ バイオグラフィー

1976年
京都のインディーズレーベルより<appledolls>として『あの娘になげkiss』でレコードデビュー
1978年
京都にてbar 『万歳倶楽部』創業。
坂本龍一、アナーキー、陣内孝則、ジョニー大倉、町田町蔵(康)、藤山直美等と交流を深める。店に集まった仲間と歌謡ロカビリーバンド<Smash Hits>を結成。
1979年
月刊宝島にて「京都てなもん屋通信」を執筆。
<Smash Hits>DIAMOND HEADSRECORDINGよりヴィーナスの弟分として『テル・ミー/恋のハリキリ・ボーイ』でデビュー、これより3年間東名阪でライブ決行。小林旭、近田春夫、東京ブラボー、スクーターズ、有頂天、少年ナイフ、キングトーンズ等と共演を果たした。TV「タモリ倶楽部」「おーわらナイト」にも出演、マニアックなファンに圧倒的に支持される。
1984年
名盤『バンちゃんとロック』発売。FM大阪にて「僕のかってでショー」オンエアー。
当時ピチカートファイブだった小西康陽とのDJバトルやゼルダのサヨコとの音楽談義等でますますマニアックなファンを増やす。
1987年
京都でクラブパーティー「ア・ラ・モードコレクション」を展開。ピチカートファイブ、東京スカパラダイスオーケストラ、東京パノラママンボボーイズ、山口冨士夫 、アナーキー、ファントムギフト、近田春夫とビブラストーン、ランキンタクシー、大貫憲章等を呼んでのパーティーをオーガナイズ。京都の80年代のサブカルチャーの黒幕として名を馳せる。
1999年
アコースティックでのライブ活動開始。
2000年
またDJとしてミクスチャーパーティー「クラブエデン」をオーガナイズする。

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