竹上久美子「きょうの、おみやげ」第1回~カジタノオカシの自然派パウンドケーキ~

竹上久美子「きょうの、おみやげ」
 

●「きょうの、おみやげ」とは・・?

京都在住の音楽家・竹上久美子(たけがみくみこ)が、赤裸々な文章と共に、毎月その季節に合った、地元生まれの『おみやげ』を紹介するコーナー。

6月から定期開催するイベント「Omiyage」や、毎年開催している夏FES「これフェス」関連の出店ショップをはじめ、作り手の顔が見えるおすすめをご紹介。

そして、コラムの最後には「音みやげ」として、毎月ゲストミュージシャンを迎えてのセッション動画も公開。

「京都人らしくない京都人が紹介する、ガイドブックには載ってないおみやげ」をテーマに、毎月更新予定です。

 

竹上久美子「きょうの、おみやげ」

 


第1回~カジタノオカシの自然派パウンドケーキ~

 

 

はじめまして。縁あって、「めぐれる」で定期コラムを書かせていただくことになった竹上久美子です。

先祖代々京都人のわりには、京都特有のオブラートに包むコミュニケーションが不得意で、人との距離感がわからないタイプです。

いつも、「壁を作りすぎてぎこちない距離になるか、ある日突然空気を読まず土足で踏み込んで相手を怒らせる」という2パターン。

それ故に、「私なんて誰とも関わり持ってはいけない」と日々落ち込んでいるわけですが、特に有名でもない人間の当たり障りのないコラムなんか誰も読みたくないだろうということで、2パターンしかない手法のうち、後者(=空気読まないほう)を選び書いていきますので、是非とも末永くお付き合いください。

 

さて、冒頭から赤裸々にぶっちゃけていきますと、公式プロフィールには堂々と「音楽家」と書いてますけど、”そうありたい”という理念のようなものであって、実際は4歳の娘の育児をしつつ、音楽教室で講師をしたり、コミュニティFMでパーソナリティーをしたり、何だかんだ色んな種類のお仕事に支えられてギリギリ生活している、兼業ミュージシャンです。

保育園のお迎え時間には鬼の形相でチャリンコ漕いで、帰りに娘と鼻歌うたってたらメンタル崩壊して号泣し、「ママ、落ち着いて」と4歳に頭を撫でられる・・みたいな日もあります。そんな日々を歌った曲がコチラ

 

 

さて、この曲も収録されている「slow boat」というアルバムを昨年夏リリースしまして、6~7年ぶりに東京でイベントしたり、CDショップでインストアライブしたり、とにかく久々に張り切って活動した昨年でした。

各地のお客様は温かく、音楽を聴いていただける喜びはひとしおでしたが、一連のスケジュールが終了し、最終的に自分を支配した感情は、ずばり・・「しんどいっ!!!!」(笑) 20代の頃は、楽しく取り組めたスケジュールが、とにかく常にしんどい。

例えばツアーに行くのでも、昔なら前日は音楽のことだけ考えれば良かったけど、兼業主婦である今は「初日の晩御飯はカレー作り置きしといて、二日目の昼もカレーでいける。夜はさすがに外食してもらうか実家に頼んで・・あ、でも旦那めっちゃ大食いやしお金かかるな・・仕事も休んでて月収減るから無駄遣いはできないし」みたいなことをクヨクヨ考えながらカレーを仕込み、そのぶん楽器に向かう時間が減る自分に対して落ち込んだり、神経集中できてない私にバンドメンバーがイライラしたり。

その上、お客さんも育児や仕事が忙しくなってきている世代で、動員も厳しくなるというダブルパンチ!ギャー!

・・と、30代の悲痛を叫ぶ私に(笑)ある日、サポートでベースを弾いてくれてたスーパーノアのがんちゃんが言いました。

「若手バンドと同じ手法、いわゆる正攻法で戦っても、しんどいのは当たり前。竹上さんには、竹上さんにしかできない戦い方、フィールドがあるんちゃう?」(全文忘れたので要約)

何となく、その言葉を受けてから、2018年の活動軸が見えてきた感じがあります。(がんちゃんありがとう。)

 

ここで言う「戦い」とは、バブリーに儲けるって意味ではなく、『作った作品を多くの人に届ける』戦いです。冒頭に述べた通り、生活カツカツであっても心は音楽家なので、良い音楽を作るのは当然のライフワーク。

問題は、作った作品を自分の頭の中で終わらせるのか、人に届けたいのか・・。

もちろん、届けたい!

しかし、10年前に「これが正しい」と信じてたプロモーションやスケジュールではなく、もっと、自分の生活フィールドの延長にいる人にじわじわ届ける活動があってもいいのでは?と、今年6月から、ご近所のカフェで、子連れでも大丈夫なお昼にアコースティックの定期イベントを開催することになりました。

普通なら旬のアーティストをゲストに呼びコラボするところですが、ライブハウスにも行けず、最先端の音楽シーンに身を置いてない自分。

これからコラボするのは、暮らしの中で「いいな」と思った、美味しいお菓子やお野菜、ハンドメイド小物、オリジナルブレンドのお茶っぱなど、地元のお店の素敵なお土産です。

ずっと同じ場所に住んでいると、周りには同級生の店主や職人が多く、話すとみんな、自分が抱えているジレンマと全く同じような悩みを抱えながら試行錯誤している。

その姿に己を重ね、一緒に頑張っていきたいという日々の思いが、ようやく音楽活動に繋がったのです。こうして、イベント「Omiyage」の概要が決まり、連動しためぐれるコラム「きょうの、おみやげ」がスタートすることになりました。(前置き、ながっ!!笑)

 

ようやく本題に入りましたが、そんな記念すべき第一回にご紹介するのはこちら。

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6月の定期イベントに先駆け、4/15に一乗寺Norwegianwoodにて開催される竹上久美子15周年ワンマンライブでコラボする、京都の自然派焼菓子「カジタノオカシ」の全粒粉パウンドケーキ。

何種類かあって、当日は、お客様への”恩返しケーキ”として、お子さまも安心、食べ応え抜群のバナナパウンドケーキをプレゼントしますが、ラムレーズンとかも大人には最高。

お菓子を作っているカジタさんという女子は中学の同級生なんですが、中学生の時からクリエイティブで聡明で、文化祭の劇の脚本書いたり、卒業後は海外を旅したり、とにかく自分のヒラメキや欲求を形にするまでのスピードが速い人。

このお菓子を作るキッカケも、「お菓子だからと言って罪悪感なく安心して食べられて、ちゃんと体の栄養にもなって、満足感もあって美味しくて・・体も心も満たしてくれる、自分が食べたいと思うお菓子」というテーマで、決して”この層に売れそう”とかいうマーケティングの結果ではなく、「自分が食べたい!」という欲望が根幹にあるのが素敵。

そんな風に、狙いは一切なくスタートしたにも関わらず、マルシェやカフェイベント、様々な野外フェス、お菓子とは一見遠いイメージのクラブイベント等でも多数出店している人気店なのは、何故なのか。

 

 

秘密は材料にあるのかもしれません。

*100%国産有機全粒粉のみを使用
*動物性の原料は一切不使用
*砂糖不使用

自然派素材を軸に、原材料にこだわっているからこその”甘すぎない”そして”重くない”味がお酒に合うから、夜のクラブイベントに重宝されるのかな?と思います。

そして、アレルギーがあるお子さんに美味しいお菓子を食べさせたい!というお母さんに嬉しいのはもちろん、「有機食材」とか「砂糖不使用」とかの前情報なしに食べたとしても、お菓子として美味しい。

店舗で販売しているわけではなく出店形態のため、『食べたいっ』と思ってもなかなか手に入れることができないカジタノオカシですが、下記に出店情報や新作お菓子の情報を更新中です。

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【Instagram】

そして、「食べてみたい」という方は、是非とも4/15(日)一乗寺Norweiganwoodにお越し下さい。

竹上久美子15th anniversary 「恩返しワンマン」

・日時 2018/04/15(日)open 17:00/start 18:00
・会場 一乗寺cafe&bar Norwegianwood (叡山電鉄「一乗寺」駅近く)<ホームページ
・料金 前売¥2,500/当日¥3,000(+1drink)※小学生半額 ※未就学児入場無料

※恩返しケーキby カジタノオカシ+音源特典付き

・出演
竹上久美子&Special Guest
【アベフミヒコ(SIRMO STAD)/senoo ricky(LLama)/Tanny(Norweiganwood店長) and more!】

★チケット予約:
竹上久美子HPチケット予約フォーム
・Norwegianwood店頭予約


●「きょうの、音みやげ」

ワンマンライブでは、お客様への恩返しとして、カジタノオカシのパウンドケーキをプレゼントしますが、何と『できたてほやほやの新曲音源』もプレゼント!今回は、その新曲「24H」を、ワンマンゲストのSenoo Ricky氏と共に、ワンマン会場の一乗寺Norwegianwoodで演奏したセッション動画です。

 

 

・撮影場所: 一乗寺cafe&bar Norwegianwood
・ゲスト:Senoo Ricky(LLama/YeYeバンド)
・演奏曲:竹上久美子「24H」

 

音源ではリッキーさんに加え、コントラバスにLLamaの藤井都督氏、ガットギターにLLamaの吉岡哲志氏、そしてトランペットこうざきりほ氏、ユーフォニアム柴田紘亨氏も参加して頂き、スタジオINOでレコ―ディング。無料特典の域を超える(笑)豪華な音源になりましたので、お楽しみに!

もしかしたら、「無料でここまで大盤振る舞いしたら赤字になるのでは!?」と心配する人もいるかもしれません。

たしかにそうかもしれない。だけど、15周年は特別です。

昨年のリリースツアーで、「活動を続けられるのは、音楽に対価を払ってくれるお客様がいるからこそ」という事を実感しました。若い頃はステージに立って歌うことを当たり前に思っていたけど、15年続けて来たからこそ気付けた、ありがたさ。

あともう1つ気付いた事があって、それは、「結局、楽しいことしかできない」という事です。

自分が楽しいと思うことを、一緒に楽しいと思ってくれる人がいるから、活動が成り立っている。

せっかくライブに来てくれるのに、歌ってる本人が悲壮感漂ってたら聴いてる方も楽しめないので(笑)2018年は、自分らしいフィールドで、ますます音楽を楽しめる一年になればいいな、と思います。

カジタノオカシのケーキのように、まずは「自分の気持ち」ありきで、少しずつ広げていく2018年を目指します。

ということで、めぐれるコラム「きょうの、おみやげ」と、動画「きょうの、音みやげ」今後もよろしくお願いします!


竹上久美子ホームページ


 

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