Walkings主催イベント「全時代ロック」ライブレポート【ライブ動画付き!!!】

 

めぐれる編集長のはなこです。

京都から東京に引っ越ししてきて1年半。

生まれ育った街をはなれて孤独にうちひしがれていましたが、東京で素敵なバンドに出会いました。

その名は「Walkings(ウォーキングス)」。

Walkingsが素敵すぎて、いっきに東京ライフがバラ色に!

タイプの違うグッドルッキングな男の子たち3人による、ギターボーカル、ベース、ドラムのシンプルな構成のスリーピースバンドです。

オールドファッションだけど、ダサくない。

ていうか、超かっこいい!!

 

 

8月26日に下北沢BASEMENT BARで、Walkings主催イベント「全時代ロック」が開催されました。

対バンは大阪の一等星「愛はズボーン」。

がっぷりよつのツーマンライブをレポートします。

最後に本日公開になった、当日のライブ動画のおまけもついているので、お楽しみに!

 

 

先攻「愛はスボーン」

下北沢BASEMENT BARは、19時開演時からすでに満員。

200人近いオーディエンスが集まっていました。

大阪のアメリカ村を拠点に活動する、「愛はズボーン」。

彼らは、自ら主催するサーキットフェス「アメ村」天国他、関西ではありとあらゆるフェスの常連で、関西の大手音楽コンテスト「eo Music Try 2017」での受賞歴など、基本的に関西人でライブハウスに行く、音楽が好きな人なら誰でも知ってる、超人気バンド。

東京に来てから見るのは初でしたが、東京でも人気者でした。

チーム男子感はそのままに、ますますパワーアップ。

彼らが生み出す音楽も、曲間のMCも、チャーミングでお客さん全員を笑顔にしてくれる。

 

 

ファンクだったり、HR/HMだったり、彼らの好きが濃縮された「愛はズボーン」っていうジャンルの音楽を奏でる彼ら。

歌詞もセンスが良くて気負いがなくて、過度に世間や大人に期待することもないけど、自分たちを卑下することなく、大きく見せて威勢を張るようなこともなく、等身大でステージの上に立ってる彼ら。

私は42歳で愛はズボーンよりも上の世代なんだけど、「こんな風に大好きな友達に囲まれて音楽を楽しめたら最高やろうな」というような、生き方の理想系がステージの上にある。

最高にロックでアゲアゲなたかぶるライブを体験するのと同時に、クラスの人気者グループに混ぜてもらって一緒にワイワイおしゃべりしているような感覚も味わえるんです。

一粒で二度美味しい。

トミナガリョウスケの深みのあるドラムと、シライタツヤのうねるベースという、超絶グルーヴィンなリズム隊の上を、ギマケンタとカネシロマサヒデの骨太なギターが暴れまわって、ツインボーカルでサビを大合唱。

ああ!力強いわ〜!!楽しいわ〜〜!!!

持ち時間50分間、あっという間。

押して、押して、さらに押す。

もう、4人が楽しそうに笑顔でライブしているのを、見ているだけで幸せ。

アンコールでWalkingsと愛はズボーンフロントマンによるセッションの模様

 

後攻「Walkings」

Walkingsの音楽は、J-ROCKとかJ-POPとかと交わらない音楽。

ギターボーカルの高田風のギターとか、日本人離れというより、もはや外人の音が出ている。

聴く人に親切とか、わかりやすさとかは皆無。

ゴリゴリのリフはあるけど、キャッチーなサビメロはない。笑

どちらかというと音楽マニアたちをあっと言わせるような、力強くねじ伏せてくるロック。

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今の日本の音楽ジャンルで言うとWalkingsはガレージロックなんですけど、もうありとあらゆる古き良きロックの魅力が詰め込まれているサウンドです。

ジョンスペンサー&ザ・ブルースエクスプロージョンや、Gラヴ&ザ・スペシャルソース、ザ・ホワイトストライプスみたいな、古き良き音楽を模倣して楽しむリバイバルバンドじゃなくて、ちゃんと今の時代に昇華させている、おしゃれだし、ちっとも時代遅れじゃない音楽なんです。

 

 

その証に客席の最前列にはかっこいいインディーズロックバンドを追いかけてる若い女の子たちが、目をハートにしてメンバーを見てる。

ただ、他のバンドと違うのは、3列目あたりの拳を振り上げているお客さんに、「愛読書はレコードコレクターズです」みたいな明らかに50歳オーバーの音楽愛好家の男性たちが一定数混じっているところ。

高田風が、ボ・ディドリーみたいな箱型ギター取り出して、ボトルネック奏法でブルージーなサウンド鳴り響かせると、若い女子も、そこそこの年齢のおっちゃんも、どっちもロックスターに焦がれる瞳で固唾を飲んで見守るのです。

どの曲にも間奏には、キタキターていううねりまくりのギターソロが入り、金のライオンみたいに、髪を振り乱してギターを弾く高田風。

やばい、メロってなる。

私も目がハートに。

最前列の若い女の子の気持ちが痛いほどわかる。

しかしまあ、こんなオールドファッションなアクションのギタリスト、京都の磔磔でも最近見ないよ。

高田風が、顔が綺麗で、色が白くてスラリとした躯体の美形だからこそ、私はうっとりしてるのであって、もし彼がブ男だったら、気恥ずかしくて正視に耐えなかったのかもしれない。

ああ、高田風がハンサムでよかった。

暴れまわるギターサウンドによりそうように、出過ぎず引きすぎないベースと吉田隼人とドラムの高梨貴志による絶妙なリズム隊。

キース・リチャーズとチャーリー・ワッツみたいな関係性だね。

Walkingsには、ロックンロールの美学が詰まっている。

大型ロックフェス全盛の2010年代後半。

「楽しい」と「踊れる」が求められているのだとしたら、今の時代はWalkingsにとっては逆風の環境だなと思わされるのだけれど、その風に逆らって進み続けられるだけの、魅力とスター性を感じます。

これからどうなるのか?

目が離せないワクワクさせるバンド見つけちゃったな〜。

なんか、途中からライブの感想じゃなくて、ラブレターみたいになったけど、このままそっと終わります。


Walkingsホームページ


当日のライブ動画が公開になりました「♪Japotalick (8月26日下北沢BASEMENT BAR)」

 

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