ギャーギャーズ ミニアルバム「Super UFO!!」発売記念インタビュー

 

大阪を拠点とし、全国のライブハウスで暴れ踊り狂ったライブをするギャーギャーズ。
以前いたレーベルからelevatormusicに移籍し
「めっちゃ泣ける!踊れる!」をスローガンに移籍第一弾としてミニアルバム『Super UFO!!』をリリース!
リリースを記念してギャーギャーズにミニアルバムやライブの事など色々と聞かせてもらいました。

text&LIVE photo:れもんはーと(かわばた)


ギャーギャーズ PROFILE

2007年に結成し、2012年よりエキセントリックレコーズ所属
2018年elevatormusicへ移籍

ファーストフルアルバム『ギャラクティカファントムビーナス』に続き2015年5月には、2nd、3rd full alubum『先祖返り』、『逆襲』を2枚同時全国リリース。

2017年4th full album「ばんぱく」をリリースし、
2018年10月 流通盤としては初のミニアルバム、1st mini album「Super UFO!!」をリリース決定!

結成当時と同じメンバーで、現在まで精力的に活動中。
その独自の音楽性で結成当初から圧倒的な存在感を放つ。

初期衝動に由来する激しいパフォーマンス
それでいて耳に残るPOPなギターリフと体が自然と動き出す祭囃子にも似た盆踊り的リズム。
ポップで、ロックで、ニューウェイブで、パンク。
そんなサウンドにのって聞こえてくるのは、口ずさみやすくもどこか歪(イビツ)な文学的歌詞。
懐かしい、けれども、決して綺麗なものじゃない。
甘酸っぱくもなく、セピア色でも白黒でもない…けれども、
鮮明に心に刻み込まれた、アノ感じ。
古き良き、大阪の田舎や下町の情景を、匂いをまとった
そんな世界観が曲に凝縮されている。

大阪を代表するバンド=「ギャーギャーズ」!!!
名実とも呼ばれる日も近い…かもしれない。

ギャーギャーズ アー写

左上:ピッサン 右上:ゲッテ 右下:蛭田(ひるた) 左下:ワクワクさん

<Official Site> <Twitter> <blog>

 


~思い通りの楽しい音楽人生ってとこ~

 

―まずはメンバー同士でメンバー紹介なんかしてもらえますかね?

 

蛭田:ゲッテはあほです、財布に入ってるお金が少ないとずっとテンションが低くてめんどくさいです。
好きなものはギャンブル、嫌いなものはパリピ、そんな男です (笑)

ゲッテ:ワクワクさんの事は謎が多くて未だにちゃんとわかってません。
頼りになるところもあるけどやっぱり謎が多い人です。
ギャーギャーズで一番謎な人!
それがワクワクさんです。

ワクワクさん:ピッサンはみんなのイメージ通りのお調子者。
その場で色んなキャラ作って人を笑わせます。
でもすぐ色々忘れます。ちゃんとキャラのこととか覚えてたら天才だったと思います。車の中ではずっと寝てます。
本人は目瞑ってるだけって言い張ってますが、寝てます。

ピッサン:力持ちですぐお腹が減り、たくさん食べて屁をこき笑ってます。
たくさん食べるせいか傷の治りもめちゃくちゃ早いです。
負けず嫌いで声がデカくゴキブリが超苦手で好きなものはLiptonのレモンティと石原さとみ。
それが蛭田です。

ギャーギャーズビニールプール

 

―レーベルの移籍について、以前ブログでも説明されてましたが移籍への経緯など簡単に教えてください。

 

蛭田:つまるとこ今回のレーベルオーナーである江口くんの熱心さと愛とがこちらに伝わったところ、それに尽きます。
そんで彼は家もめちゃくちゃ近いし話を進めるのも早くて良いなあと思ったところからやっちまうか!みたいなノリで決めましたね(笑)

 

―移籍に不安や勇気などありませんでしたか?

 

蛭田:ないですね、全然

 

―他のみんなも?

 

ピッサン:無いです!

ゲッテ:これといって無いですね!(笑)

ワクワクさん:全く

 

―移籍して変わりはないかもしれませんが、ギャーギャーズが目指すところは?

 

蛭田:今までは思いついたことを形にしてもそれが外に反映されるまでに時間がかかっていたのが、これからは思いついたことをすぐに形にして外に反映させれるようになり、もっとおもしろいことをバンバンやっていけるのでその長所を伸ばしてギャーギャーズらしく遊んでいきたいですね!
なので目指すところは思い通りの楽しい音楽人生ってとこですな!

 

―移籍して変わったと言えば、最近ツイキャスで「週刊少年ギャーギャーズ」をはじめましたよね。めっちゃ面白いのですが、はじめたきっかけや目的などあれば教えてください。

 

蛭田:江口くんがやりましょうって言うてきてくれたのでやっちまおう!みたいな、これもノリです!
江口くん的にはゆうじ(暗闇ひとりぼっち)とのいつもの掛け合いを見せたかったようやけどゆうじが思いのほか使い物にならなくてそろそろクビにしようかと思っております(笑)

 


〜曲ができた時が一番楽しいし、ライブはいつも最高!〜

ギャーギャーズLIVE1

―バンド結成から11年。まるで小学生がそのまま大人になったような仲の良さありますよね。仲良くやってく秘訣みたいなものはあるのですか?

 

ピッサン: 仲良くやっていく秘訣って僕らもこれといって意識して来なかったと思います。(皆はどうやろ?)
もともと友達からバンドメンバーへとなったので、一緒におるときって遊ぶ感覚が大きいですかね?
夏になるとキャンプいったりバーベキューしたり、ツアーで地方に行った夜なんかはホテルで修学旅行みたいにはしゃいでって普通の友達感覚ですねー。
まぁでも、僕らにとっての普通が他の人やバンドからみたら普通じゃないのかも知れないですけど。

 

―友達や親友って意識して仲良くいてようと思わないですもんね。
他のメンバーも同じですかね?

 

ゲッテ:確かに仲良くいようって意識は無くて、まぁ気軽に連絡できるような友達もいてないしただそこにメンバー3人が居るって感覚ですかね。
よくわからないですけど。

 

―バンド内で大喧嘩したことは?

 

ピッサン:大喧嘩は特に無いっすね!(笑)
あっ!でも一度、昔に僕と蛭田が二人で作った双六をやって喧嘩しましたね。
理由もホンマにしょーもなかったと思いますよ!(笑)

 

―ギャーギャーズは解散とか全然関係なさそうだけど、ギャーギャーズが解散するってなると何キッカケだと思います?

 

ワクワクさん:まぁ飽きたらやめるでしょうね。
映画観るのににハマったり、旅行にハマったり、他の何かに熱中しても、結局、バンドという身体の肉になってることが多くて、それが『飽きない』ことに繋がってるんじゃないかな。
まぁ、あとはどっか海外移住したいとかなっても辞めますかね。

 

―バンドって楽しいことばかりじゃなくて辛いことや苦しいこともあると思うんだけど、やってて良かったこと辛いことってどんな時に思います?

 

蛭田:曲ができた時が一番楽しいし、ライブはいつも最高!

ワクワクさん:俺はライブとかでやりたい事がハマったりした時は嬉しいかな。
良かった事で言えば、とにかく出会いっすね。
辛かった事はいっぱいあったような気はするけど、あんまり覚えてない。寝たら忘れるし。

ピッサン:辛いと言えば筋肉痛が若干遅れてきてる様な気がします(笑)
後、治りも若干遅れてきてる様な気がします。
気がするだけかも知れませんがね。

 


〜思うままに描けるままに〜

 

―今回発売したミニアルバム「Super UFO!!」傑作だと思うのですが、完成して手応えなど感じました?

 

蛭田:手応えはありました、けれど今までとは違う手応えというか、今までは「わけわからんもんできた!」とか「おもしろいもんできた!」やったのが、今回は「良いものができた!」って感じで、歌詞だったりメロディーだったりがわかりやすくてギャーギャーズを知らん人も聴きやすいんじゃないかーと思います。

 

―リード曲のSuper UFO!!、聞いていて僕自身賢くもないしバカなのに、バカになりきれなくて、バカな大人になれたらってよく思うんです。そんな僕みたいな人の背中を押してくれるような曲だと感じるのですが、この曲に込めた思いなどあれば教えてもらえませんか?

 

蛭田:なんかすっごい乗り物に乗って「いっちまえ!やっちまえ!」みたいな気持ちを曲にしてみたらこんなんなりました。

 

―PVは監督、撮影を蛭田さん、Caldo Polaris の松田NAOYAさんが助監督、主演、演出、更に美術まで担当してるんですね!苦労した点、注目して見てほしい点などありますか?

松田なおやくん

▲松田NAOYA

蛭田:なおやくんよくがんばってくれましたよ!見所は後半のわちゃわちゃ具合!
苦労とかはあったようななかったような、あったとしても全部たのしかった思い出ですね。

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―蛭田さんの歌詞は文学的というか不思議な世界観があるなって思うんだけど、歌詞を作る時に大切にしていることなどあれば教えてください。

 

蛭田:んーーーーーーーー
大切にしてることは特にないです(笑)
思うままに描けるままにって感じです。

 

―そうなんですね、今回のミニアルバムで特に思い入れのある曲ってあります?

 

蛭田:特に思い入れあるのは最終旅行ですかね、なんか、良い歌やなあって思います(笑)

 

―曲を作る際にはやはりライブをイメージしたりするんですか? 

 

蛭田:ライブをイメージして作ることもあるけどイメージだけではわからない部分あるので、実際ライブで演奏してみて気づくことの方が多いです、なのでイメージはするけど実際やらないとわからないので半分は何も考えないまま作ってますね。

 

―ライブでやってみて違うなとか違和感があったりすることも?

 

Super UFO!!は最初に作った形はもっとグチャグチャで歌詞も「Super UFO!!」しかなかったような覚えがあって、それをそのままライブでやってからもっとちゃんとした歌にしたいなあと思って固めました。
それ以外の曲はほぼ今の形に仕上げてからなんでライブでやってから変えたところは特にないですね。
でも歌詞に関してはライブでやってくなかでめちゃくちゃ変わっていって出来上がってきたのがほとんどです。
うーん、そんな感じ!

 

―今までにイヌガヨのじゃっくさんや、暗闇ひとりぼっちさんをモデルにした曲がありますが、今回のミニアルバムには誰かをモデルにした曲はありますか?

 

蛭田:モデルはどの歌にもあるような気がするし、ないような気もするし…
自分でもよくわからないですね。

 

―前回のアルバムの際に過去のインタビューで1週間で8曲作ったとおっしゃってましたが今回はスムーズに収録できました?

 

蛭田:今回は前回ほどバタバしてなかった気がするんですけど、なんせレコーディングしたんが6月?とかなんで記憶が薄いですね。

 

―ちなみに、音楽配信なども最近ではメジャーにたってきたと思うのですが、配信などは?

蛭田:配信したいです、今回もそんな話出てたんですけどいつの間にか流れてましたね(笑)
CDよりも配信の方が聴きやすい環境の人もおるやろうし、していきたいと思ってます、江口くんに言うてみます!

 


〜“今の”ギャーギャーズを目撃しにきてほしい〜

 

ギャーギャーズLIVE2

―これからミニアルバムを引き下げて全国をツアーしますよね、ギャーギャーズにとってライブの醍醐味って何ですかね?

 

蛭田:ギャーギャーズはメンバー自体がメンバーのことよくわからんままやってるのでライブも誰が何をするか何を言うかわからないので、そんなどうなるかわからないおもしろさがあると思います。
それと最近は自分がおっさんになってきたからかMCで出てくる言葉が変わってきたようにも思うのでツアーでどんな気持ちでどんな風にライブをしていくのかどう変わっていくのかっていうのはおもしろいだろなーと思ってます。

 

―ギャーギャーズのライブは本当に踊って泣けて、更に楽しいのですが、意識していることなどありますか?

 

蛭田:構えないように意識はしてます、あとは本気でやるようにしてる、当たり前なんやろうけど。
ステージから見えるフロアのお客さんの顔が良いんですよほんとに、笑ってたり泣いてたり呆れてたり力んでたり、それ見てエネルギーをもらってる感じ!
だから逆にギャーギャーズがお客さんに踊らしてもろてる部分もあるし泣かせてもろてる部分もあるなあと最近思うようになってきましたね。

 

―ライブ中にメンバーみんな前に出てきますよね、あれは結成当初からなんですか?

 

ワクワクさん:ギャーギャーズ結成して、かなり初期の方からドラムが前の編成になったんですけど、その時からゲッテと僕が仁王像みたいに対になって動こうや!って案が出てましたね。仁王像動かないっすけどね(笑)

 

―全く関係ないのですが先日の台風21号の時にゲッテさんの車で蛭田さんと街の中を走っていた際にボンネットにものが飛んできて蛭田さんは大笑い、ゲッテさんは落ち込んだって話し聞きましたが、その後車は大丈夫でしたか?

 

ゲッテ:車の話ですか?(笑)
車のボディが凹んだんですけど、車が動かなくなったとかじゃないんでまだ助かりました。
とりあえず蛭田は悪魔のようにゲラゲラ笑ってましたよ!

 

―蛭田さん悪魔すね(笑)
ワクワクさんの車も岡山に向かう時、壁に側面を擦っちゃてましたけど怪我とか大丈夫でした?

ゲッテ:怪我とかなかったんですけど、このまま岡山まで行けるのか心配してたんですがワクワクさんはずっと笑ってました!
あの状況で笑えるワクワクさんはたくましいですね。

 

―最後にミニアルバム発売してこれからのツアー、ファイナルの十三ファンダンゴまで約2カ月ありますが、意気込みやアルバムについてファンや興味ある人達にメンバーみんなからメッセージを!

 

蛭田:ギャーギャーズは昔から変わらず変わり続けてて
“今の”ギャーギャーズらしいライブを見に来てほしいと思う。
レーベル移籍も新作発売も大きなことやけど、このツアー1本1本のライブ自体が僕らのほんとの見せたいところなんですよ。
ツイッターに載ってる告知やニュースの文字だけじゃなくて、現場で体験できることが本質だと思うから、ツアーファイナルを含めて2ヶ月間自分らがどんどん変わっていくのをおもいっきり楽しんで、それを見てもらってさらにお客さんのなにかを突き動かすようなことがしたいです。
ツアー各地、そしてファイナルの12月23日十三ファンダンゴで“今の”ギャーギャーズを目撃しにきてほしい、やっちまおう!

ワクワクさん:ツアーするとやっぱりバンドが成長するんですよね。
曲中の遊び方とか、ライブの運びかたとか。
別にツアー初日が点数低くて、ツアーファイナルが点数高いとかでも無いんですよね。
いろんなやり方覚えて、毎ライブ違う物を見せれるんじゃないかと思ってます。
その辺楽しんでもらえれば僕は嬉しいです。

ゲッテ:これまでのツアーでもライブのやり方がいろいろ変わってきたので、今回のミニアルバムのツアーでもまた新しいギャーギャーズが見れると思います!
これからも自分が楽しいと思える事をライブでやっていきたいですね!

ピッサン:CDは安定してそこに居てくれるし、ライブは逆に何が起こるかわからなくて面白いと思う
一番良いのは自分の楽しみ方で楽しんでもらえたらサイコーです!
そんでこのインタビューを読んでもらってから観るライブも色々と楽しんでもらえるはず!!
おす!

―今回はありがとうございました!
これからツアーで遠征もあるので運転も気を付けて、各地でギャーギャーズ旋風を起こし
また違ったギャーギャーズで帰ってくるのを楽しみにしています。


ギャーギャーズ
『Super UFO!!』

2018/10/03発売
¥1500(tax out)

全国で暴れ踊りまくった関西のアンチヒーローバンドが2018年満を持してミニアルバムとしては初の流通盤をリリース!パンクも、ハードコアもニューウェーブも、オルタナティブもすべて祭りビートにのせた、今関西でいっちゃん(一番)踊れるパンクバンドのすべてを6曲に凝縮させた渾身のミニアルバム!

1.Super UFO!!

2.ゴーブラザー

3.さざ波

4.最終旅行

5.映画を観た日

6.スポットライト

タワレコ2

amazon

 


ギャーギャーズ Release Tour 2018
~全国 ON!OFF!カチカチやっちゃってツアー~
+ツアーファイナルまでの予定

10月16日(火)心斎橋 HOKAGE

10月18日(木)タワレコ難波インストアライブ

10月20日(土)鹿児島 SR Hall

10月21日(日)福岡 Utero

10月27日(土)ボロフェスタ(京都KBSホール)

10月31日(水)十三FANDANGO

11月 3日(土)新宿 marble※自主企画

11月10日(土)アメ村天国(心斎橋アメリカ村周辺)

11月11日(日)和歌山 CLUB GATE

11月12日(月)神戸 太陽と虎

11月14日(水)十三FANDANGO

11月17日(土)高松 TOONICE

11月18日(日)岡山 Desperado

11月20日(火)心斎橋 Pangea※自主企画

11月25日(日)広島4.14

12月 1日(土) 新潟 WOODY

12月 2日(日)名古屋今池 HUCK FINN

12月 9日(日)十三サーキットイベント「十三ニューウェーブ」

12月21日(金)下北沢 SHELTER※自主企画

12月23日(日)十三FANDANGO※ツアーファイナル ワンマン

その他のLIVE情報は<Official Site>を確認してください。

 

 

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