【第二弾】オマージュMV(ミュージックビデオ)、PV(プロモーションビデオ)を元ネタと見比べてみる

songreview
 

PV(プロモーションビデオ)の元ネタになった作品(パクられた方、パクリ元)と、リスペクトもしくはオマージュもしくはパロディー(パクった方)を一緒に見てみようという企画の第二弾です。

私はMV黎明期である初期MTVのプロモビデオで育った世代(アラフォー)なので、古い作品が多めです。


オマージュMV(ミュージックビデオ)、PV(プロモーションビデオ)を元ネタと見比べてみる

<前回のソングリストはこちら>


その1.

元ネタ

アーティスト:Michael Jackson

曲名: In the Closet

MJが、トップモデルとして大人気だったナオミキャンベルとからみまくるミュージックビデオ。

汗で張り付いた肌着と密着する肌など、セクシー路線狙いなのですが、マイケルジャクソンは股間を手で揉んでても清潔感があるので(私見です)、ナオミといちゃついてもあどけない感じがします。

 

オマージュ

アーティスト:Little Kiss(とんねるずの石橋貴明と工藤静香)

曲名:A.S.A.P.

MVも真似てますけど、音作りも真似てますよね。

オマージュでもなければ、リスペクトでもなくて、普通にパクって真似てますよね。

秋元康、後藤次利て良いコンビが手掛けてるんですけど、リスペクトとパクリの境界線は元ネタへの愛だと思うので、歌っている2人にMJへの敬意みたいなのを感じないので、パクリ認定させてください。

In the Closetが1992年リリースで、この曲が1997年リリース。

直後ならパロディーだし、もっと時間がたってたらオマージュて言えなくもないんだけど、5年て微妙でどちらとも言えない感じ。

マイケルと違って、性的な香りが強く、ガチでキスしまくっていてどちらのファンでもないので見ていてぽかーんとなります。

MJは白い衣装、こちらは黒い衣装です。


その2.

元ネタ

映画:ブルースブラザーズ(レイ・チャールズが歌唱)

曲名:Shake A Tail Feather

映画がブルースブラザーズは大好きだけど、その中でも特に好きなシーンです。

レイチャールズが店内で銃を打ちまくるのも面白いし(目が見えてないのに!)、何より曲がかっこいいんだもん。

憂鬱もふっとぶ、ご機嫌のナンバーです。

 

オマージュ

アーティスト:hanson(ハンソン)

曲名:Thinking ‘Bout Somethin’

みんな〜覚えてる〜?

20年前に「キラメキ☆MMMBOP(ンー・バップ)」のスマッシュヒットを出した3兄弟で、メインボーカルが当時小学生の末の弟でした。

私はンーバップかわいくて良い曲だな〜と思って好きだったんですけど、日本に来日公演で来た時既に声変わりしていて、なんじゃこりゃー、思ってたんと違う!ってみんな思って、一発屋で去っていった人たちです。

ハンソンその後も地道に活動を続けていまして、2010年のMVがこちら。

かなり再現度が高いので、ブルースブラザーズファンに見てもらいたいです。

こちらのMVだけ見ると、ハンソンええやん!オルガンの音とか最高やん!と思うんですけど、ブルースブラザーズと見比べてしまうと、レイチャールズとMG’sがパワフルすぎて全部持ってってしまうんですよね。


その3.

元ネタ

アーティスト:Journey(ジャーニー)

曲名:Separate Ways

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世界一ダサいMVとして名高い名作。

かなりヒットした曲なので、MTV世代だと(KBS京都で金曜深夜のMTVを見てた人なら)かなり頻繁に目にしたのではないでしょうか?

ロック都市伝説マニアとして紹介しておきたいのは、現在のジャーニーのボーカルのアーネル・ピネダ は、全盛期にジャーニーのボーカルを担当していたスティーブペリーと歌声が似ているという理由で加入しました。

しかもyoutubeの動画をメンバーが見かけてスカウトしたという、しかもフィリピン人という、面白すぎるよなあ。

例えるなら、ルパン三世の声を山田康雄のかわりに栗田貫一が務めるみたいなこと。

 

オマージュ

アーティスト:レキシ

曲名:KATOKU

悪ノリにも程がある素晴らしいMV。

2017年リリースなのに、当時のカメラかつ当時のアスペクト比で撮影されている。

細部までこだわりが貫かれた名作。

ふざけ方が秀逸。

みんなSNSでジャーニーの元ネタ知ってるみたいなこと言うてるけど、ほんまかいな〜。

よほどのジャーニーファンか、PV、MVが好きな人か、45歳過ぎた洋楽好きじゃないと知らないMVなんと違うかな〜。


その4.

元ネタ

アーティスト:Bob Dylan (ボブディラン)

曲名:Subterranean Homesick Blues

若い頃のディランのなんとハンサムなことか!

どんなにハンサムでも老いが早めというのがユダヤ系の運命(さだめ)なので、ディランもあまり綺麗に老けてなくて40過ぎたあたりからロバみたいなビジュアルになって(友人はヤギみたいと言っていた)しまったのだけれど、若かりし頃のディランはマジで美しいです。

これは1967年にリリースされた作品の映像作品で、元祖プロモビデオみたいな感じ。

このMVワンカットなんですよね。

個人的にとても好きな作品で以前にもソングリストで紹介しています。

 

オマージュ

アーティスト:THEロック大臣ズ

曲名:刹那

フリップを使った歌詞めくり作品は山ほどあるけれどあえてこちらで。

なんでかっていうと、純粋にえこひいきです。

大臣ズ、解散してしまったけど、京都が誇るロックバンドだったと私は思っています。

甘酸っぱくて、ロマンチックな歌詞が好きでした。

サブタレニアンホームシックブルースのオマージュMVをたくさんまとめてくださったブログ記事見つけましたので、物足りない方はこちらから。→すべてのミュージシャンは「歌詞めくり」にあこがれる


5作品ずつ紹介していくつもりでしたが、旦那が仕事から帰ってきたので今回はここまでにしちゃいます。

あと1本くらい書けそうなので、次回へつづく!!

 

私の過去のソングレビュー一覧はこちらから〜

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